2010年12月08日

構造/26−30問

第26問 建築物の構造計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.長い杭により支持される建築物の計画こおいて、地下室を設けることは、一般に、杭の鉛直支持力に対する安全性を低下させるので好ましくない。

2.鉄骨造の多層骨組の建築物において、床を鉄筋コンクリートスラブとした場合には、一般に、各骨組に水平力を伝達するために、床スラブとこれを支持する鉄骨梁をシアコネクター等で緊結する必要がある。

3.梁が鉄骨造で柱が鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物を計画する場合は、一般に、柱鉄骨の曲げ終局強度が、梁鉄骨の曲げ終局強度に比べて著しく小さくならないように計画し、柱梁接合部における円滑な力の伝達を図る必要がある。

4.コンクリート充填鋼管(CFT)構造の柱においては、外周の鋼材による拘束(コンファインド)効果により、一定の要件を満足すれば、充填コンクリートの圧縮強度を、通常の鉄筋コンクリート造の場合よりも高く評価することができる。


第27問 木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.木表は、木裏に比べて乾燥収縮が大きいので、木表側が凹に反る性質がある。

2.防腐剤を加圧注入した防腐処理材であっても、仕口や継手の加工が行われた部分については、再度、防腐処理を行う。

3.木材の繊維方向の材料強度は、一般に、圧縮強度より引張強度のほうが大きい。

4.含水率が繊維飽和点以下の木材の伸縮率は、含水率が小さくなるほど小さくなる。


第28問 コンクリート強度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.セメントの粒子が大きいものほど、コンクリートの初期強度の発現が早くなる。

2.コンクリートの硬化初期の期間中に水分が不足すると、セメントの水和T反応に必要な水分が不足し、コンクリートの強度発現に支障をきたす。

3.コンクリートの硬化初期の期間中にコンクリートの温度が2°Cを下回ると、コンクリートの強度発現が遅延する。

4.コンクリートは、気中養生したものより、水中養生したもののほうが、強度の増進が期待できる。


第29問 金属材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鋼材に含まれる化学成分におけるP(リン)やS(硫黄)は、一般に、鋼材の靭性に悪影響を与える。

2.建築構造用ステンレス鋼(SUS304)のヤング係数は、アルミニウム合金に比べて小さい。

3.建築構造用耐火鋼(FR鋼)は、高温時の耐火性に優れており、600 °Cにおける降伏点が常温規格値の2/3以上あることを保証した鋼材である。

4.SN490B (板厚12mm以上)は、引張強さの下限値が490N/mm2であり、「降伏点又は耐力」の上限値及び下限値が定められている。


第30問 次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.「限界耐力計算」においては、積雪、暴風及び地震のすべてに対して、極めて稀に死生する荷重・外力について建築物が倒壊・崩壊しないことをそれぞれ検証することが求められている。

2.「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「耐震等級」において等級1は、等級2に比べて、より大きな地震力に対して所定の性能を有していることを表示するものである。

3.高炉スラブを利用した高炉セメントを構造体コンクリートに用いることは、再生品の利用によって環境に配慮した建築物を実現することにつながる。

4.免震建築物が所期の性能を発揮する上で、免震層が正常に機能するように維持管理することは重要であるので、設計者は建築物の管理者に対して、このことを認識するように説明を行う必要がある。
posted by ぜんぞ at 11:19| 一級建築士問題/H21/学科IV(構造) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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